失敗しない住宅間取りのポイント

・失敗しない間取りとは?ポイントは「ゆとり」
注文住宅の間取り設計で失敗しないためのポイントは、何もかも詰め込み過ぎないということです。
空間にはある程度ゆとりが必要なので、それを意識して生活に必要となる空間と余剰スペースを配置していく必要があります。

・デザイン性よりも利便性が大事
デザイナーズ住宅のようにデザイン性を重視した建物は、リゾートホテルやペンションに泊まったような非日常を味わえる楽しみがあります。
ですが、実際はそこで生活をするわけですので、利便性を犠牲にしたデザインは控えた方がいいでしょう。
間取りやデザイン、照明について自分で考える時には、実際に暮らした時のイメージを思い浮かべて、不便が無いように配置してみることが大事です。

・大きな窓を設けるメリット
例えばリビングに大きな窓を設けることで、ゴミを外にはき出すことが出来ますし、大きな窓の外にテラスを設ければ、そこを憩いの空間にすることもできます。
窓は住宅の空間演出に欠かせない物なので、プロのアドバイスを聞きながら設計するようにしましょう。

・収納スペースの【広さ・仕組み】を考える
「棚の収納量が多ければたくさん収納できる!」と考えがちですが、実はそれが失敗の元です。収納にも使い勝手があるので、奥行きが深いと奥のものは取り出しにくく、荷物の手前にスペースがあると、ついつい別のものを置いてしまいます。すると奥のものはさらに取り出しにくくなり、「何が収納されているのかわからない」「収納したものが見当たらない」という事態に陥ってしまいます。
収納には、適した奥行きがあります。まずは何を収納したいのかを想定して収納を計画しましょう。

・ダイニングが広さを考えよう
当初から来客時の人数を想定した間取りにしてしまうと、家族だけでは広すぎて落ち着かない空間になってしまいます。
例えば、ダイニングとテラスを隣接させて、来客時はダイニングの窓をフルオープンにできる仕様に設計し、ダイニングとテラスをつなげて広々とした空間を確保したりしシーンに合わせた快適な生活環境を叶えることが可能になります。